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独立したいクリエイターのみなさんに❷

イラストレーターで行政書士のバーシーです!

今回は私がイラストレーター兼行政書士として独立した経緯をまとめてみようと思います!

学生~勤務デザイナー時代

私は現在静岡県の浜松市に事務所を構えておりますが出身は同県掛川市のド田舎出身です。小学生時代同級生派にしか3人にしかおりませんでした。
幼い頃から絵を描くのが好きで将来は漠然とクリエイティブ系仕事にの仕事に系の就きたいと思っておりました。


クリエイティブ系色々なには色々な定義があるかもしれません。個人的にはアーティストが制約の美術ない美術作品を作るのに対してデザイナーやイラストレーター、カメラマン、映像作家などは美術的表現と商業的表現の間にあるモノを作り出す仕事だと考えています。

高校卒業後デザイン系の専門学校を経て新卒で静岡県浜松市の制作会社に入社しました。

30名あまりのデザイナーが在籍しており営業、企画、カメラマンと完全な分業制で県内のデザイン会社、制作会社としては老舗で大きな会社でした。

そこではクリエイティブ業界の厳しさを早々に思い知りました
これは広告会社やデザイナーとしてお仕事された方でないとなかなか理解できないかもしれませんがまず待遇的には基本的にみなし残業制で朝9時に出勤し日をまたぐことは毎日で下手すると朝日を拝んでいました。主導権は圧倒的にクライアント側にあり状態だったので連日修正訂正で手が回りませんでした。
その時当たり前のことですが自分の担当している仕事をその日じゅうに終わらせない以上絶対帰れない、、、とゾッとしました。
毎日違うテイスト、ボリュームの制作物が日に日にプレッシャーになっていきました。

ひととおり仕事を覚え3年程そういった毎日が続き限界を感じ逃げ出すように退職しました。

気が付いたら絵描きに

デザイナー時代は忙しい毎日でしたが絵を描きたいという気持ちは失くしておりませんでした。
新しい環境に身を置きたいと思い【カリカチュアジャパン】という浅草に本社を置く似顔絵専門店のスクールに通い始めました。


金曜日深夜仕事が終わると夜行バスに飛び乗って浅草に出向き翌日に授業を受けていました。
美大出身者やアニメーターの同期に出会い、意識も実力も高い方が多かったので緊張感がありながらも時間でした心地よい時間でした。
授業後は朝まで浅草のホッピー通りで飲み歩いたり時には帰りのバスに乗り遅れたり今でもいい思い出です笑

その経験がきっかけで制作会社退職後はご縁もありイオンモール浜松志都呂店でバーシー似顔絵を出店しました。


現場だけの活動にとどまらず保険会社や住宅会社、携帯会社などで販促イベントがあると似顔師として集客のために呼んでいただきました。
そのほかにもHPを制作してネット販売を始めたりSNS経由で注文を頂けるよう徐々にマメに発信したり徐々に活動の幅を広げていきました。

バーシー似顔絵】は2016年に出店して以来、コロナ禍ではイオンモールが休館し窮地に追い込まれながらもなんとか乗り越え現在でも出店を継続しています。

実際に店舗を構えてよかったことは県内でトップクラスに大きいショッピングモールということもあり自身の宣伝になり似顔絵以外の仕事もいただけるようになったことです。
声をかけてくださった取引先は主に県内の広告会社や広告代理店、デザイン会社などです。

この時期になると出店直後に始めたアルバイトを辞め、なんとか絵のみで一人暮らしの生活ができるようになりました。

行政書士登録と兼業

2019年突如コロナ禍に突入しイオンモールは休館、似顔絵イベントもゼロといっていいほどなくなると一気に仕事がなくなりました。
普通絵描きなら絵を描くと思うんですが私は以前から興味のあった法律の勉強をしたい!と思い行政書士の勉強を開始しました笑

とはいっても行政書士という資格に興味を持ったのには2つ理由がありました。

  • 飲食店のオープン時に許認可の手続きも一緒に受任できたらもっと絵が描けるんじゃないか
  • イラストレーターとしての腕前がどんなに上がっても。何か抜きんでたものや付加価値がないと生き残っていくのは困難

1は飲食店のロゴを作ったりお店の壁画を描く仕事を何度かやらせて頂いていたので仕事の単価を上げたいと思ったからです。

2に関しては絵のうまい人間ははっきりいってごまんといます。ですから現代で優位に立てるのは発信力がある人間です。
行政書士ならば飲食店に対してだけでなく著作権法を活用したアプローチもできるな、などと何か掛け合わせで差別化できないか考えていたのが理由です。

行政書士試験になんとか合格し登録すると幅広い事業者の方にお会いするきっかけも増えました。
行政書士兼イラストレーターという経歴に驚いてくださる方も多く相乗して認知と信用力がアップしたと実感しました。

今後もクリエイティブ面と行政手続き面の両方から事業者を支えていけるよう創作と勉強に打ち込んでいきます。

まとめ

今回は私が独立した経緯についてまとめてみました。いかがだったでしょうか。

まとめると、、、

デザイン系専門学校を卒業

制作会社へ就職

個人事業主になる

似顔絵ブースの出店

行政書士へ登録

現在に至る


といった流れです。正直なところ私は計画的じゃない道筋を辿ってしまったのであまり再現性がないかもしれませんね(汗)

ただひとつ言えることはデザイナーとして勤務したこと、思いつきで通い始めた似顔絵スクール、コロナ禍がきっかけではじめた法律の勉強など全てが結果的に今の自分を作りげているということです。


このブログHPひとつ取ってみてもロゴをつくったり細かな画像編集をしたりできるのはデザイナー経験があるからです。
「わざわざ東京まで高いお金かけて似顔絵スクールに通うの?」と言われたこともありますが今では自分を支えてくれる仕事の一本の柱となっています。

ですから自分のスキルや経験を組み合わせて次に繋げられる方は独立しても新しい自分だけの強みを作り出していけるのではないかと思います。